2011年7月5日火曜日

9月6日(月):初日のLAウォーキング




・昨日の夕方(18:45)成田を発った筈だったが、無事に何のトラブルもなくLAXに付いた時は同じ日の昼過ぎ(12:55)だった。片道13時間の飛行中、飛行機の中では、睡眠導入剤を飲んだことも有り、とても良く眠れた。今までに東行飛行で何回も経験した時差ぼけの苦しさは、今回は全く味わうこともない快適な空の移動だった。


・隣の席に座った英語の上手な若い一人旅の日本人女性と、あまり話ができなかったのが少し残念だった。今回の旅行では、全てに対して今までの自分より積極的に行こうと考えていたが。相手の方が当たり前だが、自分にあまり関心がない様だったので。


・入国審査の時に必要と言われていたI-94カードだったが、何処で用紙をもらって良いのかが分からず、少しまごついた。案内が何処にも見当たらなかったので。聞くと入国審査ゲートの手前横にインフォメーション・デスクがあり、そこで記入するのが正解だった。審査を待つ行列が長かったので、少し焦って見落としてしまったようだ。結局、一緒に搭乗した人達でI-94を記入している人は、他には誰も見当たらなかった。多分、事前に用意していたのかも知れない。飛行機の中で貰うことができたのだろうか。私はその位、良く寝ていたと言えるかも知れない。


・予約していたモーテルは郊外にあるので、空港から直接レンタカーで行きたかったが、空港オフィスでは希望の自動車保険がセット出来無いことが分かった。そこで空港から直通シャトルバスでダウンタウンにあるユニオン駅(ハブ駅)まで行き($7)、そこから2k位の道のりはタクシーでモーテルへ移動することにした($9)。 また、今日は祝日(レイバーデー)という事もあり、ユニオン駅のレンタカーの営業所は午後二時には窓口を閉めてしまうらしい。そこで、今日はレンタカーを借りる事は諦めて、予定とは違ってしまったが仕方なくタクシーを使用した。


・ユニオン駅ではタクシーのドライバーが、「モーテルの場所を知らないので住所を教えろ」と言うので、出だしから困ってしまった。モーテルの予約はインターネットでしたのだが、住所まではメモしていなかったから。タクシーのドライバーが、その土地のモーテルの場所を知らないなんて有りか? しかしながらそれでも、事前にグーグルの地図で場所を調べていたので、頭の中で覚えていた道順を教えながら、スムーズにモーテルに到着した。



・泊まったモーテルは、アメリカではフランチャイズ・チェーンで良く知られた、スーパー8である。 中の下のクラス位の値段だが、ここに2泊した。一泊の料金は($80)だが税込では90ドルだった。税金が14%(11ドル)付くとのことだった。部屋はまあまあ綺麗ではあり、とにかく広さだけは十分だった。ユニオン駅の近くには、モーテルではなく、所謂、ホテルというものが、価格も高中低と沢山揃っている様である。


・モーテルは歩く感覚では郊外にあり、その近くには店は何もない様に見えた。グーグルの地図で見ると、ドジャーズ・スタジアムが近くにあるらしいが、広すぎて全く見えない。部屋にいても仕方ないこともあり、メトロバス($1.5)でWestハリウッドの繁華街まで行く。大きな書店が近くにないかとモーテルで聞いたら、バスの乗り方から道順まで丁寧に教えてくれた。英語も上手いし、なかなか綺麗な女性だと思った。このバスは、サンセット・ドライブに沿って走っており、何処まで乗っても料金は1.5ドルである。降りるときは、そこら中に張り巡らせてある紐を引けば良い。ただし、何処を走っているのか全くわからない。常に隣の人に聞くことの繰り返しである。


・書店は直ぐに見つかった。とても大きな所で、ガイド・ブックが沢山あった。西海岸周辺だけでも、20冊以上あったが辛抱強く見たところでは、「死ぬまでに一度は行きたい世界の1000か所、南北アメリカ編」、「カリフォルニア、ロンリー・プラネットの自由旅行ガイド」、「ナショナル・ジオグラフィック・トラベラーのカリフォルニア」の3冊が、分厚いがとても分り易くって気に入った。日本でも図書館で事前に見ていた「ロンリー・プラネットのガイド・ブック」($20)を購入した。


・書店ではCAのガイド・ブックの他に、アメリカ西部やカリフォルニアやロスアンジェルスの地図(どれも一つ$7)を仕入れてから、カフェで一休みしながら廻りを観察した。LAにはユニオン駅近くのダウンタウンを除くと、高い建物がなく、印象としてはとにかく横に際限なく広がっている感じがする。ハリウッドの繁華街でも、高層の建物が密集している訳ではない。


・帰りに繁華街でボトル入りの水(591ml、$2)を購入した。9月なので日中の日差しは日本よりも強く暑いのだが、爽やかで歩いていても汗はかかない。しかし、日陰や夕方になると少し寒さを感じる位に冷えてくる。それでも街を行く多くの人は半そでシャツ一枚だが、中にはジャケットを来ている人や、そして何とオーバーを着ている人を見かけた。夜は、着ていた半袖のポロシャツの上に、持ってきた長袖シャツを重ね着したが、それでも少し寒い位だった。シャツを一枚持ってきて良かったと思ったが、しかしながら昼間の暑さを考えると自分の用意の良さにも感心してしまった。







・ここら辺の人達は男女とも、とにかくメチャ太っている人が多い。男も女も三人に二人は腹が出ている。メキシコ系の人種も多く、彼らは全般に背があまり高くはないが、横には凄く出っ張っている。彼らの喋る言葉は訛っている上、とても早口に聞こえるので、英語がほとんど聞き取れない。また、自分の発音が悪いのか、私の話す言葉は聞き返されることが多い。疲れてくると、中々リラックスして元気に振る舞うことができず、つい、「まあ、いいや」と云う気になってしまう。自分のことながら、何て気弱で虚弱な体質なんだろうと思う。


・夕食は一人デニーズで食った。頼んだのは一番食べやすそうな、スタンダード・メキシコ・オムレツ($5)、と安いコロナビール($4)、税金と合わせて$10.5であった。買ったばかりの地図を見ながらビールを飲んで一休みした。LAにあるデニーズは、外観も入り口も日本とそっくりだが、出てくる食事の中身や味付けは大違い。どれもチーズやハム・ベーコンの量が多いし、味もスパイスがとてつもなくキツイ。なんでこんなに辛いものを食うのか、それとも味付けを間違えたのか、とにかく辛い。そして、しつこい味が単調に感じる。しかしながら、これが美味しいと言う感じも少しはするので、量さえ減らせば何とかここで一年やそこらは食い物に困らずに生き延びて行けそうな気がした。LAの様な都会では、探せば美味い物もあるに違いないと言う確信もあった。






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