2011年7月7日木曜日

9月23日(木)美しいオーハイと云う街(日本の旧軽井沢)



・昨日、泊まったオーハイという街は素晴らしい所である。ガイド・ブックを見ると、避暑地として、ロスアンジェルスからも多くの人が訪れるらしい。日本で言うと、軽井沢か那須高原の別荘地のような雰囲気である。街並みや家並みがとっても綺麗である。今はまだ9月だが、周りの山は既に紅葉が始まっていて素晴らしい眺めである。ただし、街の中はメイン・ストリートでも人の数は少なく、家々の数もそれ程多くはない。しかし、大きなスーパー・マーケットから郵便局まで、大抵の物が揃っている。もちろん洒落たカフェやレストラン、ブティック等の高級店が散見される。


・オーハイで自分が泊まったモーテルは素晴らしい所だった。料金は少し高めだったが、中にはいってみるとキッチンがついた、大きな部屋で一泊しか泊まらない客には少々勿体無いが、二人で一週間位過ごすには十分な広さである。




・来週からは語学学校が始まるので、その前に予定していたホーム・ステイ先を、早めに確認したかった。今日になってメールが入って来てその詳細が分かった。場所はLAX(ロスアンジェルス飛行場)の近くであった。この家には、既に30代の日本人男性と20代の中国人に女性が居るらしい。UCLAまではバス一本で乗り換えなしに行けるとのことだったが、学校までの距離は20km位有りそうだった。でも、たった一人のドライブ旅行と違って、若い美人の話し相手が居るということは、何となく嬉しい感じだった。予定を早めて、早くロスアンジェルスに行きたい気がしてきた。


・朝の散歩をしてキッチンで朝食をとった後、早めに9時に出発する。まず向かった行き先は郵便局で、ここで切手を購入($8.2@20枚)、この切手を3枚貼りつけて日本にハガキを出した。


・そして、この3週間の旅行では最後の温泉地探訪である、W.Hot.Springsに期待を掛けて行ってみることにした。そして、大いに期待したのだったが、行ってみると何故かCLOSEの札が掛かっていた。



・仕方が無いので、このまま車で山道を登って行き紅葉見物をすることにした。何時までも綺麗に舗装された道を走り続けていてもしようがないと思っていたら、峠に差し掛かる手前に林道があったのでそちらの方に入っていく。林道と言っても、ここまで上がってくると、この辺りは草原が多く高い木は少ない。しかし、斜面は既に紅葉が始まっている。草は枯れているが、なかなかそのコントラストが綺麗だと思った。近くにはキャンプ場が有ったり、こんな所なのに牧場があったりする。


・全く車が通らないし人の気配もしない。日向は日光が暑いので、日陰に車を止めて少し小高い所まで歩いて登ってみた。誰もいないので、一度腹の底から声を出してみようと思って、思い切り叫んでみた。何も返って来なかった。




・山道を黙々と一人でリアカーを引いて歩いている人を見かけた。アメリカに来て、この様な人を今までに何人も見た。



・ベンチュラからR101に入りロスアンジェルスに向かうことにした。相変わらず、6車線位の広いハイウェイを走るが、段々とその単調さに旅行気分が薄れて来る感じだった。まだ、3週間は経っていなかったが、走行距離だけは3,500km近く行っているはずだった。少なくともハイウェイはやめて、できるだけ海の近くの普通の道路を走ろうと思い、T.OakからR23に出て海を目指した。



・この辺りはLAの近くであるにも関わらず、本当に山というか広大な丘がずっと続いている。上り下りの激しい山道である。ただし、今までとは大きく違っていることは、道の両側に多くに結構な数の家が建って、しかもそれが何時までも続いていることである。もちろん、家が密集している訳ではなく、一軒一軒が広大な庭を持った大邸宅が並んでいるのである。金持ちの別荘なのか本宅なのか分からないが、とても綺麗に手入れされた庭が続く。それも芝生に囲まれた庭ではなく、あくまでも自然を活かした趣が感じられる。


・何回か庭の手入れをしている所を見かけた。もちろん、家の住人などではなくて、一目見てそれと分かる職人風の格好をした、メキシコ人か黒人が多かった。他の家では、職人は見えなくても、彼らが乗ってきたと思われるピック・アップ・トラックが、家の横の道路にぴったりと並んで止められているので、何人の人が働いているかが分かる。周りの風景のイメージを、日本の風景で例えると湯河原のような感じがする。


・直ぐに太平洋岸に沿って走っているR1に出た。全く珍しくサンタ・モニカ方面という標識が見えたので、ここを左折してロスアンジェルスを目指す。右側がもちろんパシフィック・オーシャンである。

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