2012年3月30日金曜日

アメリカ西海岸のドライブ旅行日記10/29

1029日(金)EurekaからFlorenceの町へオレゴン州を走る

Eurekaで宿泊したモーテルを早々と朝の9時頃出発する。Eurekaはカリフォルニア州の北端にある海沿いの町であるが、いよいよ北カリフォルニアと別れて北上し、これからオレゴン州に行くことになる。しばらくは昨日に引き続いて、景色の良い海沿いの道を北に向かって走り続ける。そして左に広大な太平洋を、右にはフレッシュ・ウォーター・ラグーンという名前の潟に挟まれた、細長い土手の上をR101が走っている。この辺りではレッド・ウッド・ハイウェイという名前が付いている。潟を離れる所から急に山道に入っていく。直ぐに海が見えなくなってしまい、その代わりに鬱蒼としたとてつもなく高くそびえ立つレッドシダーの森に入っていく。本当に壮観な眺めであった。


・地図で確認すると、このあたりは「レッドウッド国立公園」と「プレーリー・グリーク・レッドウッド州立公園」が繋がっている大きな公園で、ハイキングコースが幾つかあるようだった。車から降りて少しでも歩いてみたかったが、チャンとした駐車場を備えた本格的なコースしか無い様で、気軽に道路脇に車を止めて入っていけるような雰囲気の所はなかった。なので、止める場所を探しながら、走っている内に公園を通り過ぎてしまった。


・しかし、しばらく突っ走っていると再び、海の見える所に出てきた。そしてやがて大きな町に出たのだが、そこはクレッセント・シティという。ここを過ぎる直ぐにカリフォルニアとオレゴンの州境になる。しかし、地形的にはただ道路を走っている内に、いきなりオレゴン州ということになる。国境ではないのだから、当然かも知れないが、あっけない。


・しかしながら、オレゴン州に入った途端に大きな違いに気がつく。オレゴンはカリフォルニアと比べると雰囲気が一変するのである。幾つかの小さな街を通り過ぎたのだが、家の建て方が北カリフォルニアによく見られる風情のある木造建築の代わりに、ただの箱のような家が目立つのである。全体のイメージでは、昔の西部劇に出てくるテキサスの街並みの様な雰囲気である。今までは見られなかった、色とりどりの看板が目立つ。全体としては少し貧しくなった感じがする。


・もう一つ大きな変化は、街中を走る車の速度である。今までは広い道を街中といえども時速50-60マイルでは知っていたが、ここではどの車も時速30マイルを守っている。町の中を農業用のトラクターが走っているようなイメージで、皆、ノロノロと走っているのである。どうしても自分だけ群れから独走する体制になってしまい、慌ててブレーキを踏むことの繰り返しであった。


・フローレンスの近くで昼食を食べようとして、サブウェイに入る。しかし注文を使用としたのだが、どうしても相手の言葉聞き取れなかった。その上、相手もまた自分の英語が分からない様だったので、とても苦労すると共に自信が崩れていく。更にガソリン・スタンドでは、$25と頼んだのに$55ドルのクレジット請求が来た。


・今日は久しぶりに午後の早い時間であったが、フローレンスの町で泊まることにした。シルバー・サンド・モーテルという地元のモーテルで、価格は42.9ドルだった。今日は一週間分の溜まった洗濯物を持って、コインランドリーに行った。そして洗濯をしながら、スーパー・マーケットでかいものをする。と言っても、殆んど食料品とビール等であるが。


・フローレンスの街は、西に太平洋と、東は日本でもよく見かけるような低い山に囲まれた、静かなのんびりとした雰囲気の所である。ガイド・ブックを探しても、これといって有名な見所は見つからないが、自分は何となく落ち着いた気分になれる。


・宿に戻って、ビールを飲みながら写真の整理や文章を少し書いた。後は知り得る限りの友人にメールを書くことや、フェースブックで応答をしている内に時間がドンドン過ぎていく。夜は近くの中華料理屋(チャイナ・ベイ・レストランと言う名前の大きなドライブ・イン)でディナーを食べる。玉子ときくらげと幾つかの野菜が入った炒め物の一皿の料理と、後はスープとご飯だけで、払ったのは、チップを入れて$12だった。しかし、兎に角、量が多い。運んでくる娘さんもお母さんも中国人だったが、味はこんなもんかな。


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